「ランニングしている途中から足裏が痛くなる」
「ふくらはぎが攣りやすい」
「足裏の痛みがぶり返しやすい」
このようなことでお困りではありませんか?
健康のために週末ランニングを始めたものの、途中から足裏に痛みを感じるようになった。
走り始めは問題ないのに、途中でかかと周辺が痛くなることがある。
しばらくすると痛みは消えるものの、帰宅後にふくらはぎが攣ることも…
実際に、当院の女性患者さんからも、同じようなご相談をいただきました。
せっかく健康のためにランニングをしているのに、足裏が痛んでしまっては続けられませんよね。
友人と一緒に走るときも、ペースを合わせられず申し訳ない気持ちになることがあるそうです。
「これ以上、悪化したらどうしよう…」
「この痛み、いつになったら治るの?」
症状が長引くと、そんな不安を感じるのも無理はありません。
そこで今回のブログでは、ランニング中の足裏の痛みは足底腱膜炎かも?!その原因と対処法について詳しく書かせていただきました。
最後まで読んでいただけると幸いです。
目次
ランニング中に足裏が痛む原因とは
日本のランナーの多くは「ヒールストライク走法」で走ると言われています。
この走法では、かかとから地面に着地し、地面からの反発を利用して前に進むのが特徴です。
しかし、以下の問題によってかかと周辺に負担がかかることがあります。
・ふくらはぎが硬い
人は、地球上で生活する限り、常に重力を受けながら過ごしています。
特に立ち仕事では、姿勢を保つために「抗重力筋」が常に働いている状態です。
抗重力筋には、背中やお腹、お尻、太もも、ふくらはぎなどの筋肉が関係しています。
中でも、足裏の筋肉とふくらはぎの筋肉は密接につながっているため、立ち仕事では特に負担がかかりやすくなります。
一方、座り仕事の方は、長時間座ることで筋肉の動きが少なくなり、血流のポンプ作用が低下するため、結果としてふくらはぎの筋肉が硬くなりやすい傾向があります。
・アーチ不足
まず、足は片足で28個、両足合わせて56個の骨で構成されています。
その中でも、足裏にある骨は並び、特有のアーチ構造を形成しています。
このアーチは「内側アーチ」「外側アーチ」「横アーチ」と3種類に分類されます。
アーチがあることで体重を支え、歩行をスムーズにし、地面からの衝撃を和らげる役割をしたりします。
しかし、長時間の立ちっぱなしによる負担によってアーチが崩れると、床からの衝撃をうまく吸収できなくなります。その結果、足裏の痛みにつながります。
その対処法とは
今回は2つの項目に絞ってお伝えさせていただきます。
1つ目は、「ふくらはぎのストレッチ」
2つ目は、「青竹踏み」です。
1)「ふくらはぎのストレッチ」
ふくらはぎのストレッチを行い、足に負担がかかりにくい姿勢をつくりましょう。
〜右ふくらはぎのストレッチをする場合〜
①左膝を床につけて、立膝の姿勢で立つ。
②右足裏を床につけたまま、右膝を前の方に倒して、ふくらはぎをストレッチする。
ポイントは、膝と足先の向きが同じ歩行を向くようにする。
1回に15秒間、ストレッチします。これを3回行いましょう。
※無理をせず、気持ちいい範囲で行いましょう。
2)「青竹踏み」
足裏を柔らかくすると、足のアーチが本来の働きをしやすくなります。
ポイント:足の外側をメインに踏むようにしましょう。
方法は、青竹を20秒踏んだままにします。たったままが不安定な場合は、机や柱などを支えにしても構いません。
目安回数は5回です。
※無理をせず、気持ちいい範囲で大丈夫です。
※青竹踏みを行い、足裏が痛みを感じた場合は無理せずお控えください。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、朝起きたら指が曲がりにくい場合の原因と対処法についてについて書かせていただきました。
「指を伸ばす」と「胸を開くストレッチ」を参考に、職場やご自宅でご活用ください。
続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。
その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。
もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。
監修 鍼灸師 柔道整復師 原田 直樹