ばね指の場合、冷やす方が良いのか?温める方が良いのか?

 

「指を曲げ伸ばしするのがつらい」

「朝のこわばりが強い」

「長い間、指が痛い」

このようなことでお困りではありませんか?

パソコン作業や調理作業、ヘアカットなど、手を使う仕事をされている方にとって、ばね指の症状はとても耐えがたいものだと思います。

症状が長引いたり、悪化したりすると、

「いつ治るんだろう」

「これ以上、仕事に支障が出たらどうしよう」

と、不安に感じるお気持ちもよくわかります。

まずは、自分で何とかしようと、手や指を冷やしたり温めたり試してみるものの、どちらが良いのか分からないとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

このブログでは、ばね指の場合、冷やすのが良いのか?温めるのが良いのか?についてブログを書かせていただきました。

最後まで読んでいただけると幸いです。

 

腱鞘炎やばね指とは

指は、指の骨に付着している屈筋腱(くっきんけん)というロープのような組織が、筋肉によって引っ張られることで曲げることができます。

手や指をよく使うお仕事の方は、腱や腱鞘の摩擦によって腫れることで腱鞘炎を発症し、やがてロープのような腱の動きがスムーズにできなくなり、ばね指になることがあります。症状が悪化すると、指が曲がったまま伸びにくくなり、伸ばそうとすると勢いよく伸びて痛みを伴います。

初期の段階では、指の付け根の違和感や朝の手のむくみなどを感じます。

症状が強くなるにつれて、指を曲げ伸ばししにくくなったり、引っかかったりしてきます。

 

ばね指の場合、冷やす方が良いのか?温める方が良いのか?

結論からお伝えすると、基本的には温めるのが良いです。

なぜなら、手や指の使いすぎによって血流が悪くなり、筋肉や腱などの組織が硬くなることで、ばね指の症状が発症するからです。

この状態を放置すると、症状が慢性化してしまいます。

そのため、基本的には手や指を温めて血流を促し、回復を図ります。

血流が良くなることで、酸素や栄養が行き渡り、指の動きがスムーズに戻ってきます。

※手や指を温めてうずいてくる場合は、温めるのを中止してください.

冷やす必要がある場合

手作業が多くなることで、手や指の筋肉、腱、関節に負担がかかり、炎症を起こしやすくなります。

このような場合は、冷やすことが必要です。

見た目の変化としては、関節が腫れたり、皮膚が赤みを帯びたりします。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回は、ばね指の場合、冷やす方が良いのか?温める方が良いのか?について書かせていただきました。

タイミングに合った処置をすることで、軽度のばね指は回復に向かっていきます。

続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。

その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。

もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。

 

監修 鍼灸師 柔道整復師   原田 直樹

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