最も朝が辛い坐骨神経痛の原因とその対処法について

最も朝が辛い坐骨神経痛の原因とその対処法について

 

「朝、起床時にお尻や足に痛みを感じる」

「寝室から移動しようとしても、思うように足が前に出ない」

「出勤前、急いでいるのに、靴下を履くのに時間がかかる」

このようなことでお困りではありませんか?

 

はじめに

こんにちは。

大阪市東成区にあります、原田鍼灸整骨院の原田です。

 

満員電車で立ったまま通勤したり、車で長時間の訪問営業をしたりすると、下半身がとても疲れますよね。

また、歩く距離が長くなると靴底も減りやすく、体に負担がかかりやすくなります。

そのまま放置していると、足の筋肉が硬くなり、お尻や足に痛みが現れます。

 

最初は、その痛みも我慢できる範囲ですが、だんだんと我慢するのが辛くなり、歩きにくい時間帯が出てきます。

また、起床後には、すんなり動けていた動作もままならず、動き出しに時間がかかることも。

この状態では、就寝しても体がリラックスできず、筋肉が緊張してこわばります。

せっかく睡眠時間を確保しても、体がこわばったままだと回復しづらいですよね。

 

就寝時間にリラックスして回復力を高めるため、今回は最も朝が辛い坐骨神経痛の原因とその対処法についてブログを書かせていただきました。

最後まで読んでいただけると幸いです。

 

最も朝が辛い坐骨神経痛の原因とは

1)体圧分散

成人が就寝している場合、全体重を腰部で44%、胸部で33%で支えています。(図1)

下半身の筋肉が硬くなると、その体圧分散のバランスが変わり、より腰部に体圧がかかるようになります。

人間は、一晩に20〜30回の寝返りを打って体圧を分散させますが、症状が強くなると寝返りが減り、腰部やおしりへの負担が増します。

図1

2)寝る姿勢

一般的に、お尻や足の痛みを避けるためには、横向きで寝るのが良いとされています。

しかし、お尻や足に痛みがある状態で横向きに寝ると、痛みが強くなることが多いです。

その理由は、足の重みに耐えきれず、足が床の方向に下がって神経や筋肉に負担がかかるからです。

その対処法とは

今回は2つの項目に絞ってお伝えさせていただきます。

1つ目は、「横向きでも症状が楽になる寝方」

2つ目は、「寝返りを促す動作」です。

1)「横向きでも症状が楽になる寝方」

横向きで寝る場合は、膝の間にクッションや筒状にしたバスタオルを挟むと効果的です。

なぜなら、このお尻と膝の高さを平行に保つことで、足の重みをクッションに預けることができるからです。

これにより、お尻や足の筋肉が緊張せずに寝ることができます。

2)「寝返りを促すストレッチ」

膝を左右に倒すストレッチを行い、寝返りしやすい状態を作ります。

左右に倒すのは、楽に動かせられる範囲で構いません。

逆に、無理に膝を床につけようとすると症状が悪化する場合がありますので、少しずつ可動域を広げていきましょう。

①仰向けに寝て、両膝を立てる。

②両膝を揃えて、左右に倒す。

左右15秒ずつ行ってください。お尻や足に痛みが出るようでしたら無理しない範囲で行いましょう。

※ポイントは、寝る前と起きた時に行うと、より効果的です。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

今回は、最も朝が辛い坐骨神経痛の原因とその対処法について書かせていただきました。

「横向きでも楽になる寝方」と「寝返りを促すストレッチ」を参考に、ご自宅でご活用ください。

続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。

その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。

 

もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。

 

 

監修 鍼灸師 柔道整復師   原田 直樹

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