目次
ばね指を引き起こす無意識の行動とその対処法について
「朝、歯を磨くときに指が痛む」
「指が痛くて、大きな瓶の蓋が開けられない」
「手を握ったあと、指が曲がったままになる」
このようなことでお困りではありませんか?
朝、目覚めた瞬間から手指に違和感を感じる。
コップや歯ブラシを握ろうとしたら、指が引っかかって曲げにくい。
朝からこんな状態では、1日が憂鬱になりますね。
最初は、指先が突っ張るなぁと思っていたら、やがて指が曲げにくくなります。
時には、指が曲がったままから指を伸ばそうとするとカクンと音が鳴ることもあります。
そのうち元の状態に戻るだろうと思っていても、なかなか良くならないと不安になりますよね。
指を使う家事や仕事が多い方は、ばね指になりやすい傾向があります。
このブログでは、ばね指を引き起こす無意識の行動とその対処法についてブログを書かせていただきました。
最後まで読んでいただけると幸いです。
ばね指とは
指は、指の骨に付着している屈筋腱(くっきんけん)というロープのようなものが筋肉によって引っ張られることで、曲げることができます。
指をよく使う方は、腱や腱鞘が腫れることで腱鞘炎を発症し、やがてロープのような腱がスムーズに動かなくなり、ばね指になることがあります。
このばね指になるまでには、腱鞘炎を引き起こす原因となる無意識の行動が見受けられます。
ばね指を引き起こす「無意識の行動」とは
・普段から手首の角度が曲がりすぎている
指をよく使う方の多くは、普段から手首の角度が曲がりすぎている傾向にあります。
特に、手首の角度が曲がり過ぎている場合、パッと手を差し出したときに手首の角度が人差し指と一直線になっていることが多いです。
このような角度では、先ほど説明させていただいた屈筋腱に負担がかかりやすくなり、腱鞘炎やばね指を引き起こしやすくなります。
その対処法とは
今回は2つの項目に絞ってお伝えさせていただきます。
1つ目は、「屈筋腱を伸ばすストレッチ」
2つ目は、「手首の角度を意識する」です。
1)「屈筋腱のストレッチ」
指をよく使う方は、屈筋腱やそれにつながっている筋肉が硬くなっていることが多いです。
まずは、その筋肉や腱を動かしやすくするためにストレッチを行っていきます。
①うでを伸ばす。
②手のひらを天井に向けて、反対の手で指を反らせるようにストレッチします。
1回に15秒間、ストレッチします。これを3回行いましょう。
※無理をせず、気持ちいい範囲で行いましょう。
2)「手首の角度」
先ほど説明させていただいた手首の角度を、親指が一直線になるように意識してみましょう。
指を使う作業をしているとき、確認できる場合は手首の角度を見て修正していきましょう。
※作業に没頭しているときは、休憩中に確認するだけでも構いません。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、ばね指を引き起こす無意識の行動とその対処法について書かせていただきました。
「屈筋腱を伸ばすストレッチ」と「手首の角度を意識する」を参考に、職場やご自宅でご活用ください。
続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。
その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。
もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。
監修 鍼灸師 柔道整復師 原田 直樹