夏休みといえば、帰省やレジャーに出かける機会が増えるシーズンですね。
ただ、車での長距離移動が続くと、「腰が痛くて旅行を楽しめなかった」「帰ってきたら腰痛が悪化していた」なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?
今回は、大阪市東成区の原田鍼灸整骨院の原田が、長時間運転による腰痛の原因とその予防方法について詳しく解説します!
目次
長時間運転が腰痛を引き起こす3つの原因
長時間運転はなぜ腰に負担をかけるのでしょうか?主な原因は以下の3つです。
(1)同じ姿勢を続けることによる筋肉の硬直
運転中はハンドルを握り、アクセルやブレーキを操作するために、体のバランスを崩さずにずっと同じ姿勢を保ちがちです。
この「同じ姿勢」が、実は筋肉にとっては大きな負担になります。
通常、私たちが体を動かしているとき、筋肉は「ポンプ」のような働きをして、血液を押し出し、全身に循環させています。
ところが、同じ姿勢のままで動かないと、筋肉がずっと緊張状態になり、ポンプ機能が働かなくなります。
その結果、
- 血液の流れが滞る(=血流が悪くなる)
- 酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質がたまりやすくなる
- 筋肉が固まりやすくなり、柔軟性が失われる
といった悪循環が起こり、「コリ」や「痛み」につながるのです。
たとえば、長時間水を入れたままのホースを何もせずに放置していると、水がスムーズに流れず中でよどんでしまいますよね。
筋肉の中でも、血液がよどんで、筋肉の中に疲労がたまっていくイメージです。
なので、長時間、同じ姿勢で運転していると、筋肉が硬くなります。
(2)座席の振動による腰への負担
運転中、道路のデコボコやちょっとした段差を通るたびに、車体には細かな振動が伝わっています。
そしてその振動は、車のシートを通して腰にもダイレクトに影響を与えています。
特に、シートのクッション性が弱かったり、姿勢が崩れていると、腰椎(腰の骨)や椎間板(骨と骨の間のクッション)に振動のストレスが集中しやすくなります。
この振動は、一回ごとの刺激は小さくても、何時間も繰り返し受け続けることで、腰周辺の筋肉や関節、椎間板にダメージが蓄積していきます。
その結果、
•筋肉が緊張して固まる
•椎間板が圧迫される
•神経が刺激される
といった現象が起こり、痛みやしびれといった症状に発展することがあります。
また、高速道路のようにスピードを出して走っていると、微細な振動も強く腰に伝わりやすくなるため、注意が必要です。
つまり、長時間運転で座席に座り続けるだけでも、知らないうちに腰が「振動疲労」を起こしている状態になっています。
(3)無意識の姿勢の悪さ
運転に集中していると、ついつい背中が丸まり、骨盤が後ろに倒れた姿勢になりがち。
この状態が続くと、腰椎にかかる負担がさらに大きくなります。
腰痛になりにくい運転姿勢とは?
腰痛を防ぐには、運転時の正しい姿勢がとても重要です。
正しい運転姿勢のポイント
•背もたれにしっかり腰をつける
•骨盤を立て、背筋を伸ばす
•膝が腰より少し高くなるようにシート位置を調整する
•ハンドルは無理なく腕が伸ばせる距離に設定する
今すぐできる!腰痛予防のための簡単対策
ここでは、長時間ドライブでも腰痛になりにくい簡単な対策をご紹介します。
(1)1〜2時間おきに休憩を取る
高速道路なら、サービスエリアごとに休憩するのがおすすめ。
少し歩いたり、ストレッチをしたりして血流を促しましょう。
(2)運転前に体を動かしておく
出発前に腰回りを軽く動かしておくことで、筋肉の柔軟性を高め、腰痛リスクを減らせます。
腰痛が悪化してしまったらどうする?
もし、長時間運転後に腰痛が強くなってしまった場合は、
無理に動かしたり我慢したりせず、早めに医療機関へ相談しましょう。
また、大阪市東成区の原田鍼灸整骨院では、腰痛の施術に関して整体や鍼灸施術でアプローチしています。
長時間の運転による腰痛から解放されたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
ゴールデンウィークや夏休みのドライブは楽しいイベントですが、
その裏で腰に負担がかかりやすいことも忘れてはいけません。
•正しい姿勢
•適度な休憩
•出発前の体操
これらを意識するだけで、腰痛リスクを大きく減らすことができます!
もし腰に違和感を感じた場合は、我慢せず早めにご相談ください。
原田鍼灸整骨院が、あなたの健康な体作りを全力でサポートします!
監修 鍼灸師 柔道整復師 原田 直樹