立ち仕事で足の裏が痛む足底筋膜炎!原因と対処法について

 

「歩いていると、足裏が痛くなる」

「足裏が痛くて、長時間立っていられない」

「朝起きたときに、短時間ではあるものの足裏が痛む」

このようなことでお困りではありませんか?

販売員の仕事をしていると、長時間立ちっぱなしになるのが現実です。

昼食の休憩以外は、なかなか座ることができず、足に大きな負担がかかります。

最初のうちは、立ちっぱなしで足裏に痛みを感じても、短時間で治っていました。

しかし、最近は痛みを感じる時間がどんどん長くなっているように思います。

湯船に浸かって足のケアをすると、翌日には少し楽になりますが、それでも完全に回復はしません。

ある日、朝起きたときに短時間ではあるものの、足裏に痛みを感じました。

朝の準備や家事、仕事など、やるべきことがたくさんあるのに、足裏の痛みのせい思うように動けず、困ることが増えました。

このようなお悩みを抱えた女性の患者さんが、当院にいらっしゃいました。

「これ以上痛みが悪化したら、仕事や家事に影響が出そう…」

そんな不安な気持ちになってしまうのも、無理はありません。

そこで今回のブログでは、「足底腱膜炎かも?!」足裏の痛みの原因とその対処法について詳しく書かせていただきました。

最後まで読んでいただけると幸いです。

足裏が痛む原因とは

・ふくらはぎが硬い

人は、地球上で生活する限り、常に重力を受けながら過ごしています。

特に立ち仕事をしていると、常に重力を受け続けるため、姿勢を保つために「抗重力筋」が働いています。

抗重力筋には、背中やお腹、お尻、太もも、ふくらはぎなどの筋肉が関係しています。

中でも、足裏の筋肉とふくらはぎの筋肉は密接につながっているため、立ち仕事では特に負担がかかりやすくなっています。

 

・アーチ不足

まず、足は片足で28個、両足で合計56個の骨で構成されています。

その中でも、足裏にある骨は弓状に配置され、特有のアーチ構造を形成しています。

このアーチは「内側アーチ」「外側アーチ」「横アーチ」と3種類に分類されます。

アーチがあることで体重を支え、歩行をスムーズにし、地面からの衝撃を和らげる役割をしたりします。

しかし、長時間の立ちっぱなしによる負担によってアーチが崩れると、床からの衝撃をうまく吸収できなくなり、足裏の痛みにつながります。

その対処法とは

今回は2つの項目に絞ってお伝えさせていただきます。

1つ目は、「ふくらはぎのストレッチ」

2つ目は、「青竹踏み」です。

 

1)「ふくらはぎのストレッチ」

ふくらはぎのストレッチを行い、足に負担がかかりにくい姿勢をつくりましょう。

〜左ふくらはぎのストレッチをする場合〜

①右足を前に出して、上半身を前傾させる。

②左足を後ろに引いて、かかとを床につけたままストレッチを行う。

ポイントは、背中が伸ばしなら上半身を前傾させる。

③左膝を少し曲げて、ふくらはぎメインにストレッチを行う。

1回に15秒間、ストレッチします。これを3回行いましょう。

※無理をせず、気持ちいい範囲で行いましょう。

手のひらを天井に向けたまま、両うでを後ろに引き寄せて胸を開きます。

※背もたれのあるイスで行う場合は、しっかり背もたれに背中を当てて、両腕を後ろに引き寄せましょう。

2)「青竹踏み」

足裏を柔らかくすると、足のアーチが本来の働きをしやすくなります。

ポイント:足の外側をメインに踏むようにしましょう。

方法は、青竹を20秒踏んだままにします。たったままが不安定な場合は、机や柱などを支えにしても構いません。

目安回数は5回です。

※無理をせず、気持ちいい範囲で大丈夫です。

※青竹踏みを行い、足裏が痛みを感じた場合は無理せずお控えください。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回は、立ち仕事で足の裏が痛む足底腱膜炎!原因と対処法について書かせていただきました。

「ふくらはぎのストレッチ」と「青竹踏み」を参考に、職場やご自宅でご活用ください。

続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。

その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。

もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。

 

監修 鍼灸師 柔道整復師   原田 直樹

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