「肩こりがひどくなると、吐き気を感じることがある」
「だんだんと食欲がなくなってくる」
「以前より胃がもたれやすくなった」
このようなことでお困りではありませんか?
日々の仕事に追われていると、自分の体調に気を配るのが難しくなりがちです。
特にデスクワークでパソコン作業をされている方は、肩こりや頭痛、眼精疲労などの症状を訴えることが多くなります。
さらに、企画会議や商談、面接など、多岐にわたる役割を担いながら仕事をしていると、人とのコミュニケーションが一層重要になってきます。
また、人間関係を円滑に保ちながら仕事を進めることも、少なからずストレスの要因となるでしょう。
忙しい中、スムーズに仕事をこなそうと頑張っている矢先に、
肩こりだけでなく胃の不快感まで出てくると、本当にしんどいですよね。
このブログでは、朝起きたら指が曲がりにくい場合の原因とその対処法についてブログを書かせていただきました。
最後まで読んでいただけると幸いです。
目次
肩こりと胃の不快感に共通する原因とは
・猫背
猫背の姿勢を続けていると、頭の重みで首や肩の筋肉が引っ張られ、血流が悪くなり、肩こりが生じやすくなります。
そのままの状態で過ごしていると、背中が丸くなった分、胸郭(きょうかく)という胸の部分が狭くなってしまいます。
その影響で、内臓が下の方に押され、みぞおち付近にある胃が圧迫されてしまいます。
最初は、胃の周辺に違和感を覚える程度ですが、徐々に胃への負担が大きくなると、不快感や胃痛を感じるようになります。
・自律神経
胃を含む内臓の働きを支えているのは、自律神経です。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに分かれ、それぞれ緊張とリラックスの役割を担っています。
通常、人は緊張とリラックスをシーソーのように繰り返しながら、正常な状態を保っています。
しかし、肩こりが強くなると、首や肩周りの筋肉がこわばり、緊張状態が持続することで、リラックスとのバランスが崩れてしまいます。
無意識のうちに緊張状態が長引くと、胃(内臓)の働きが弱まり、胸の圧迫感や胃の不快感を引き起こすことがあります。
その対処法とは
今回は2つの項目に絞ってお伝えさせていただきます。
1つ目は、「胸を開くストレッチ」
2つ目は、「季肋部に手を当てて深呼吸」です。
1)「胸を開くストレッチ」
前かがみで仕事をしていると、自然と背中が丸くなり、巻き肩の状態になりやすくなります。
ゆっくり胸を広げるストレッチを行い、首や肩、胃に負担のかかりにくい姿勢をつくっていきましょう。
①肘を直角に曲げ、手のひらを天井に向けて体の前に出します。
②肩甲骨を内側に寄せるようにしながら、手のひらを外側に広げてストレッチします。
ポイント:手のひらを外側に開くとき、肩が上がらないように意識してみましょう。
1回に15秒間、ストレッチします。これを3回行いましょう。
※無理をせず、気持ちいい範囲で行いましょう。
手のひらを天井に向けたまま、両うでを後ろに引き寄せて胸を開きます。
※背もたれのあるイスで行う場合は、しっかり背もたれに背中を当てて、両腕を後ろに引き寄せましょう。
2)「みぞおちの横に手を当てて深呼吸」
胃の不快感が生じると、みぞおち周辺も筋肉が硬くなりやすくなります。
この部分が柔らかくなることで、胃の働きがスムーズに回復します。
①みぞおちの横にある肋骨に両手で軽く触れる。
②両手は肋骨に触れたまま、深呼吸を繰り返す。
ポイント:息を吸う時間や吐く時間は意識しなくても構いませんが、吸う時間よりも吐く時間を少し長めにするよう心がけてみましょう。
深呼吸をしながら、ゆっくり上半身を起こすようなイメージで行いましょう。
目安回数は10回です。
※無理をせず、気持ちいい範囲で大丈夫です。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、肩こりでの胃の不快感 原因と対処法について書かせていただきました。
「胸を開くストレッチ」と「みぞおちの横に手を当てて深呼吸」
を参考に、職場やご自宅でご活用ください。
続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。
その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。
もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。
監修 鍼灸師 柔道整復師 原田 直樹