Contents
目次
腰椎椎間板ヘルニアってなぜ起こるの?
椎間板は中心の「髄核(ずいかく)」と呼ばれるゼリー状の組織を、「線維輪(せんいりん)」というコラーゲンの繊維でできた固い組織が包み込むような構造となっています。
この線維輪に亀裂が生じ、髄核が正常の位置から飛び出した状態を「椎間板ヘルニア」と呼びます。
椎間板ヘルニアの種類
椎間板ヘルニアは大きく分けて2つのタイプがあります。
突出型
繊維輪の亀裂が少なく、髄核が繊維輪から飛び出さないが髄核が後方へ移動して神経の一部を圧迫するタイプ
脱出型
線維輪に亀裂が生じ、髄核が線維輪を突き破り直接的に神経を圧迫するタイプ
腰椎椎間板ヘルニアの症状とは?
椎間板の周りにはたくさんの神経が走っているため、飛び出した髄核が神経に触れて圧迫すると痺れや炎症など、様々な症状を引き起こします。
痺れを伴うケースでは、感覚鈍麻によりかえって痛みを感じなかったり、排尿障害をきたしてしまうこともあります。
その場合は医療機関にて診察を受けていただくことをお勧めしております。
どれぐらいで治るの?
椎間板ヘルニアの多くは、何の対策をとらなくても発症してから3ヶ月〜半年ほどで自然に消失します。
自然消失しやすいケースとして、髄核が椎間板と神経の間にある後縦じん帯を突き破ってる場合が挙げられます。
その場合は、免疫細胞が反応して飛び出した髄核を食べてくれるため、ヘルニアが自然に消えるという現象が起きます。
もし1年以上痛みが続くようであれば、ヘルニアが直接の原因ではなく身体の歪みによって痛みが生じていることが考えられます。
当院の腰椎椎間板ヘルニアの治療
筋膜リリース
すると、筋膜同士や筋膜と筋肉、筋膜と他の組織が癒着して、硬直し「こり」のような状態になります。
そんなときに有効なのが「筋膜リリース」です。
筋膜リリースは、筋膜の委縮・癒着を引き剥がしたりこすったりすることで、正常な状態に戻すための治療法です。
当院では、筋膜リリース専用機器「メディセル」を使用して施術を行なっています。
皮膚を直接吸引することで、筋肉のこわばりをほぐし不快な症状を取り除きます。