夕方になると後頭部が重い…肩こりからくる原因と、仕事の合間にできる対処法

 

 

 

「夕方になると、後頭部がずーんと重たくなってくる」

 

「肩から首、後頭部まで、ガチガチに固まる感じがする」

 

「気づくと、後頭部を指でぐっと押さえている」

 

このようなことでお困りではありませんか?  

こんにちは。 大阪市東成区にあります、原田鍼灸整骨院の原田です。

パソコン作業や細かい手作業に没頭していると、 気づけば何時間も同じ姿勢のまま、ということがありますよね。

休憩を取ればいいのはわかっていても、 作業がはかどっているうちは続けたい。

そのお気持ちは、よく分かります。  

 

そして夕方ごろ、肩こりと一緒に頭まで重たくなってくる。

「肩こりだから仕方ない」 「頭痛薬でしのげば、なんとかなる」

そう思って、やり過ごしている方も多いかもしれません。

ですが実は、その重さには「頭の位置」が関係しているかもしれません。

そこで今回のブログでは、肩こりからくる頭の重さの原因と、

仕事の合間にできる対処法について詳しくご紹介します。

最後まで読んでいただけると幸いです。

 

先に結論をお伝えします

・夕方から後頭部が重くなるのは、頭が前に出た姿勢で、首の付け根が固まっていることが関係しているかもしれません

・1時間に1回、上半身から起こして頭を戻し、肩甲骨を寄せる体操をしてみてください

・朝起きたときから強く痛む、手がしびれる、しゃべりにくいといったときは、すぐに医療機関を受診してください

 

頭が前に出ると、首にはどれくらい負担がかかる?

  大人の頭の重さは、4kg〜6kgほどと言われています。

この重たい頭を、細い首が一日中支えています。

では、頭が前に傾くと、首にかかる負担はどう変わるのでしょうか。

アメリカの脊椎外科医ハンスラージ氏は、 頭を前に倒したときに首にかかる重さを、コンピューターの模型で計算しました。

 

その結果は、次のようなものです。

・頭がまっすぐのとき 約5kg

・15°前に倒したとき 約12kg

・60°前に倒したとき 約27kg

 

 

15°ほどのうつむきは、パソコンやスマホを見ているときによくある姿勢です。

それだけで、まっすぐのときの2倍以上になる計算です。

ただし、これは模型で計算した値で、人の首で実際に測ったものではありません。

目安として受け取っていただければと思います。  

引用 Hansraj KK. Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head. Surg Technol Int. 2014 Nov;25:277-9. PMID: 25393825.

 

この重さを支えているのが、首の後ろや肩、背中の筋肉です。

頭が前に出た状態が続くと、筋肉は頭を後ろから引っぱり続けることになります。

そのため、だんだん硬くなっていきます。  

 

後頭部が重くなる3つの原因

① 首の付け根と後頭部が固まる

頭が前に出たまま座ったり歩いたりしていると、

後頭部から首の付け根にかけての筋肉が、ずっと頭を支え続けることになります。

その結果、この部分が固まり、 「後頭部が引っぱられる」「指で押したくなる」という感覚につながります。  

 

② 胸が縮こまり、肩甲骨が動かなくなる

うつむいた姿勢が続くと、肩が前に入り、胸が縮こまってきます。

胸が開かないと身体が起きにくくなり、 頭を首だけで支える形になってしまいます。

肩甲骨の動きも悪くなり、首や肩の負担がさらに増えていきます。  

 

③ 呼吸が浅くなる

胸が縮こまると、呼吸も浅くなりやすくなります。

呼吸が浅いと、首や肩の筋肉まで使って息を吸うようになり、 肩まわりの力がなかなか抜けません。

 

これらの3つが重なることで、 肩こりだけでなく、後頭部の重さや締めつけ感として感じられるようになります。

 

当院で確かめていること

  頭が重い・痛いという方が来られたときは、まずお話をよく伺います。

・いつから痛むのか

・一日のうち、いつ痛むのか

・どこが痛むのか

・どんな痛みなのか(ズキズキする、ドクンドクンと脈打つ、輪っかで締めつけられるよう、目の奥が痛む など)  

そのうえで、後頭部や側頭部、首から肩にかけて、首の前の筋などを触って確かめます。

首を前後・左右に倒したり、回したりする動きも見ていきます。

 

また、横から見たときに、耳と肩の位置がどうなっているかも確認します。

耳が肩より前に出ていれば、頭が前に出ているサインです。

  次のような場合は、筋肉からきている頭の重さのことが多いと私は考えております。

・夕方から、後頭部に痛みや重さを感じる

・目の奥が疲れてくる

・後頭部が引っぱられている感じがする

・後頭部を指で押したくなる

 

施術では、後頭部から首の付け根、肩甲骨まわり、胸の開きを見ながら、 頭を首だけで支えなくてもすむ身体を目指していきます。

 

こんな頭痛は、すぐに医療機関へ

頭痛の中には、筋肉からくるものではなく、 医師の診察が必要なものもあります。

次のような場合は、すぐに医療機関を受診してください。

・朝起きたときから、強い頭痛がある

・脈打つような頭痛がある

・今までに感じたことのない痛みがある

・頭痛と一緒に、手に力が入りにくい、しびれる ・しゃべりにくい感じがある 「夕方から重くなる」のか、「朝から強く痛む」のか。

この違いは、ひとつの目安になります。

 

仕事の合間にできる対処法2つ

今回は2つに絞ってお伝えします。

1つ目は、「1時間に1回、上半身から起こして頭を戻すこと」

2つ目は、「頭を起こしてから、肩甲骨を寄せること」です。

 

① 1時間に1回、上半身から起こして頭を戻す

仕事を始める前に、スマホのアラームやバイブを1時間に1回ほど鳴るように設定しておきます。

鳴ったら、まず上半身ごと身体を起こします。

そのうえで、前に出ていた頭を後ろに戻しましょう。

頭だけを起こそうとしても、背中が丸いままでは戻りにくいからです。

 

② 頭を起こしてから、肩甲骨を寄せる

頭を元の位置に戻したら、肩甲骨を動かしていきます。

①座った状態で肘を直角に曲げ、手のひらを天井に向ける

②手のひらを身体の外側に開き、肩甲骨を斜め下に寄せる

③開いた位置で2秒止めて、元に戻す これを5回くり返します。

 

慣れてきたら、止める時間を5秒に伸ばしましょう。

 

 

※ポイントは、肩を上げないこと。 そして、呼吸を止めずに行うことです。

アラームが鳴ったときに①と②を続けて行うと、習慣にしやすくなります。

 

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回は、夕方になると後頭部が重くなる原因と、その対処法について書かせていただきました。

「1時間に1回、上半身から起こして頭を戻す」と「頭を起こしてから、肩甲骨を寄せる」を参考に、

職場やご自宅でご活用ください。  

 

  続けていても一向にお困りごとが改善されない場合は、他に原因があるかもしれません。

その際は、お早めに近隣の専門機関にご相談されることをおすすめします。

もし、大阪市東成区周辺でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でご相談いただけたら幸いです。

 

 

 

 

監修 はり・きゅう師 柔道整復師

原田 直樹

 

 

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